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2023年12月07日
コロナ前に企画していた研修がついに11月14日に実現しました…!
東京都多摩若年性認知症総合支援センターから来島みのり先生と、かもしたまこと様にお出で頂きました。
主任介護支援専門員の更新研修で、来島先生の講義を受けて、感銘を受けた代表。
今回でおひさま主催の研修に登壇して下さるのは2回目です。
まずは、来島先生から、若年性認知症の社会的課題を中心に概要を講義して頂きました。
生産年齢期の発症は、小さいお子さんを抱えるご家庭や、親御様の介護をしている方も多く、
経済的・家庭的問題を抱えています。
一方、支援側も、若年性認知症の相談窓口や支援者、社会資源の欠乏という課題を抱えています。
また、原因疾患が多様であるために、当事者も受診先の選定は難しく、
同時に医療側も、若年性認知症の知識不足により適切な医療に繋げないという課題も潜んでいます。
実際は若年性認知症ですが、うつ病の診断や、婦人科で更年期障害と診断され、
長い間全く別の治療を受けている方も少なくないそうです。
写真手前:かもしたまこと様(プライバシー保護のため非掲載) 奥:来島みのり先生
お忙しい中お集り頂きありがとうございます🙇
かもした様は現役の公務員として、お勤めされています。
当時、発症していることに気が付かず、
仕事上でミスが増えていたそうですが、「疲れているのかな」と思う程度だったそうです。
しかし、一緒に働く同僚や上司も重なるミスに不信感を抱き、関係は悪い方向に進みました。
かもした様本人もどれだけ気を付けても間違ってしまう申し訳なさを抱えながら、
精神的に不安定になり、仕事を休みがちになってしまいました。
そんなときに辞令により、異動が決まりました。
異動先の上司はかもした様の異変に気付き、受診を勧め、そこで若年性認知症と診断されました。
診断後も、上司の協力もあり、職務を切り取って継続しておられます。
また、趣味活動やボランティアも精力的に活動していらっしゃいます。
発症前よりも、今の方が人生にやりがいを感じると仰っていました。
本人の希望を確認することが大切で、就労支援の枠に当てはめないようにしていますと来島先生。
「認知症」という固定概念で捉えてしまうことなく、本人を知ろうとすることが大切だと仰っていました。
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